2008年09月06日

まちづくり大学第3期最終講義

a_ilst154-4第26回講義 これからの市民協働の進め方について
     及び 閉校式(←クリック:修了者記念写真はHP掲載)

      
                     講師  今西 幸蔵(天理大学人間学部 教授)
                     市側Coordinator                  本主事
                  支援センター側Coordinator          白井
                本日の出席者数  28名(M23 F3+補講聴者2)

m080906b.jpgこうして朝から市民協働について学習したいとお集まりの皆さんは、きっと自分たちの暮らしをよくしたいお気持ちからの学習だとおもう。

しかし、社会が悪ければ個人の生活も面白くなくなる。
わたしたちの人生は限られている。その間、人間として自己実現を果たすことが大切。 その暮らしが社会によって作られていることも否めない。 だからその社会全体をどうするかが課題となる。 今日はそういった形で、まちづくり大学の最後を学んでいただく。

まず わがまちを愛する ことが基本。 それによりまちづくりを通して、暮らしを高め、個人の充実を図る。 まちが豊かな文化を持ち、生きていてよかったと思えることが我々にとった大事であると思う。 

市民大学を行政主導で行っているところは全国にたくさんある。しかし住民主導の社会教育大学をしているところは少ない。 おそらく運営の担い手がないのだろう。 

さらにその上全国の市民大学のプログラム内容は、多くの場合まだ一般教養が多い。 自治問題を取り上げているところでも、有名講師を招いて政治・経済についての一般教養がほとんど。 当市の場合は、まさに問題をクリアし前進し、行政の考え方を聞きくことからはじめている点が素晴らしい。

住民の課題に切り込んだまちづくりがKeypointとなっており、住民行政の否定でなく、対話する調整として機能している点である。 当市の市民大学は、その点最高レベルで画期的。 

そしてここの市民大学は、聞き放しでなく、情報提供や情報交換もあり、まちづくり研究会などの受け皿もあり継続学習もしている。 第一段階として問題を知り、さらにそれを課題として取り組む方向性として、このまちづくり大学は貴重。 相互学習、継続学習のプログラムがきちんとできた学習をしているようだ。

m080906c.jpgそれではこれからが本題。

日本の教育には大きな問題がある。 それは知識重視。 しかし狭い意味での知識でしかない。 生活者の視点に基づく知識には不十分である。 これが日本の社会だが、国際社会からの視点では大きな間違い。国際社会では、知識というのは生活するということが知識の背景である。 学校教育の知識は、生活者の視点をもっていない点で不十分である。 

文科省では1996年にこれを生きる力と表現しているが、これは国際社会が提議したもの。 国際社会とは、OECD(経済社会協力機構)だが、いきる力の概念を定義。 OECDが提議した理由が二つある。
@ 地球の国際化  そのためには国際的な学力基準が必要
A 経済雇用の問題 流動化する労働者の質と量の問題。 グローバル化すればする程労働者の質が問題化する。つまり、knowledge and Skills for a Life⇒共生共助できる学力⇒文科省のいきる力
 
知識の習得を踏まえて創造することが必要とOECDは説く。
知識⇒習得⇒創造⇒資産⇒発達⇒普及⇒活用⇒また新たな知識
この一連の循環が必要であると、国際社会は指摘している。
だが、その判断は、発達Asset資産の積み上げにより皆異なる。

このサイクルが今、国際社会に必要である。

これが国際社会が求める知識基盤社会、つまり、Knowledge Based Society であり、これこそが生涯学習の意味である。

皆さんまちづくり大学で学ばれたことと、人生の発達資産である経験知識をミックスしてそれを普及&活用して実際にまちづくりの場への実際行動を示してほしい。

m080906e.jpgこれからレジメに入る

今世界の社会は地球全体の問題として資源・環境で危機に面している。 50〜60億の人間をどうするかであるが、答えは出ていない。 ローマクラブの結論は、滅亡するか学習するかでしかないとしている。 学習は開発⇒これをしなければ滅びてしまうということである。 

資源環境問題のKeyWordは、シェアリング。 みんなで協力して問題解決を図らねばならない。  今Rental社会が大切な要素。 お互いに共有・共生・共助が必要。 これは社会的サービスにも適用。

行政サービスには限度がある。 なんでもする課などあったがこれは論外。 

社会的サービス⇒公共を誰が担っていくか、今までは官であったが、それでいいのか?  いまや住民こそがその担い手でありそれが住民主権者。
自分たちの暮らしを守るための住民主権は地域主権に連動する。つまり皆が受益負担する考え方が求められる時代となった。 そのために必要なことが、学習であると唱えられており、みんながお互いにSharingする産官学民のプラットフォームの考え方に至ることになる。

そのためには自分自身が主体的に生きる人間であり、そして同時に社会的サービスの一端を担える責任ある住民主権となることが求められている。  このことが政策として示された言葉が⇒市民協働である。
m080906d.jpg
当市の市民協働は2000年頃に始まったが、先駆者は神奈川の横浜市。 これに次いだのが、箕面市。 それを受けたのが大阪狭山市。 しかしその後の展開では、当市が一番進み群をぬいた。

共生共助の官民が対等にお互いに意見を述べ合うことが原則とされ、これを踏まえて協働型市民社会を作ったのである。

そのためには、中間支援組織がキチンと役割を果たさなければならない。
官民協働をうまく機能するには、このまち大を通した学びを、指導者として次の市民活動として、示すことが大切。

次には情報収集と情報の発信が必要である。  当市では広報活動が活発で、当市の広報は全国コンクールでトップクラス。

レジメの3であるが、これからの地域主権には、新しい自治会活動をもって、一元的機能を持つことが大切。 最近の傾向は自治会が集まって総合的な組織を作ろうとする動きがある。 

当市には、中学校区単位で住民主権のコミュニティ組織をつくり、まちづくりの方向性もでている。 これが大阪狭山市の新し考え方。
何をするかの選択に優先順位をつけ話し合って、実際に取り組んでほしい。 その中では人権的弱者のフォローは優先し、その他の切り捨てもやむを得ない。 今はそんな時代であることを理解してもらいたい。

今日は市民協働の原理的な話と、学習との関連についてお話した。

  
質問と関連発言

●生涯学習と市民協働の話があったが、今日のお話で市民協働の理解がすごくよくできた。 ありがとうございました。

●従来の社会構造からすると、新しい考え方を聞いた。 海外の模範を基準とされているようだが、その点如何か?

                 
閉校式模様は⇒こちらをクリック
             市民活動支援センターHPに掲載中



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2008年09月03日

9月6日の講座のお知らせ

《9月6日の講座のお知らせ》 

「市民協働」9時30分〜11時
 テーマ これからの市民協働の進め方について
 講 師 今西幸蔵(天理大学人間学部教授)

『まちづくり大学(第三期)』の講座も今回が最終回となります。
講座は次のような項目で進められます。
講座終了後、午前11時からの閉講式では銀行田市長から修了者に修了証が授与されます。
閉講式の最後に修了者と市長との記念写真を撮影する予定です。
※講義用の資料は、今回は講座の当日に配布します。

講座の講義内容
1 地域社会の変貌とまちづくり
(1)地域社会の諸相
(2)地域社会と人間性の伸長
(3)住民(民)と行政(官)の協働社会の形成
2 協働型市民社会の形成
(1)協働型市民社会の形成
(2)協働型市民社会実現のための行政支援
(3)国民主体論と生涯学習政策
(4)協働型市民社会推進のための3つの要件
3 地域社会の自立と自律経営をめざす自治活動
(1)自治組織の性格と機能
(2)自治組織による市民公益活動の内容
(3)自治組織による「まちづくり活動」の推進方策

posted by machizukuri3 at 11:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月30日

第25回 まちづくり大学講義概要

a_ilst154-4第25回講義 市民自治
      
〜市民自治を進めるためのコーディネート力の養成〜
     

                  
講師  久 隆浩氏(近畿大学理工学部社会環境工学科教授)
                     市側Coordinator                  原田主事
                  支援センター側Coordinator          林田
                本日の出席者数  30名(M25 F3+補講聴者2)

m080830a.jpg家は十分間に合うように出たが、JR東海道線の遅れでその分一本こちらに着くのが遅くなったが、お手元にプリントの用意をしているので、それに基づいて話を進めていく。

今日の話だが「市民自治を進めるためのコーディネート力の養成」の講座である。 私も20年来市民活動や自治活動に関係してきたが、積極的に自ら動かれる方はたくさん増えてきているが、それをまとめいく方や、他の人の活動を応援する方はまだまだ少ない。

それはなぜか? そのためにはいかなる素養が必要なのかについて今日みなさんにお伝えできればと思っている。

まず
まず市民自治を進める・・・その意味を理解しておきたい。

自治とは、
@自分たちのことを自分たちで処理することであり、
A「大辞林」によると、人民が国の機関によらず自らの手で行政を行うこと
である。

自治の訳は、自律。 すなわちAutonomy でありこれは、
Auto+ノモス(秩序)⇒これを英訳すると自律となる。その自律が集まって社会全体を動かすのが自治である。

だが状況は悪い方向にあり、自分たちのことを自分たちで処理することが自治なのに、人任せな人が多くなっている。 誰かが解決してくれるだろうと
いう人が増えているのである。 難しい世の中である。

しかしここで嘆いているだけではなく、人任せ、人のせいにしない、そうゆう人をいかに広げていくかが必要となるポイントである。 そこを何とか乗り越えていこうとするのがワークショップである。

つまり、人のせいにする人、制度や人任せにする人をどうすれば積極的に関わらせることができるか、それが自治力を高めることであり、それを防ぐための実験的シュミレーションがワークショップであろう。
m080830e.jpg
ワークショップには3つの解釈ポイントがある。
@ 仕事場、作業場、
A 研究集会、講習会
B 1980年代から舞台芸術などで、組織の枠を超えた参加者の共同による実験的舞台つくり。

つまりワークショップとは、簡単に言うと「共同作業」のことだが、それにはいくつかの条件がある。 つまり、自発的共同、および創造的作業であり、全参加者が自ら何かを生みだすものであり、話し合いのなかで自分の気付きがあればそれでよい。 それを担うのが中間支援でありファシリテーターの役割である。

2.そこでワークショップに必要されるのが、ファシリテーターの役割。 Facilitatorとは、三省堂辞書によると、「後援者、補助役、まとめ役」の意味だが、場のデザインをすること、参加者をどう募るか、プログラムの組み立てが重要となる。

つまり、参加者が自発的に作業する環境を整えるのがFacilitaor の重要な役割なのである。

facilitationの意味として(私が重要と思うところを太線色文字にした)次の解釈となる。

組織や集団による問題解決は合意形成、学習促進などのコミュニケーション活動において、協働的・創造的な議論や話し合いのプロセスを設計・マネジメントすること。 またその技法。【会議やワークショップにおいて参加者の主体性を育み、コミュニケーションを活性化させ、多様な意見の交換の中から新たな発見や可能性、アイデアを見出すことを促し、個々の知恵を創造的な成果に結び付けていくことを支援する。 自律分散協調型(ネットワーク型)の組織において重視される手法で、ビジネスや社会活動などの分野で取り入れられている】

参加者の主体性をはぐくむ⇒今日はFacilitator の極意を学び持ち帰ってもらいたい。

ではFacilitatorの具体的イメージとは⇒私も数年前に気づいたことだが、それはツボを刺激し、自然の治癒力を引き出す・・・鍼灸師を例にとるとFacilitaorと酷似しており解りやすい。

ではリーダーファシリテーターとはどう異なるか?
リーダーは、仕切り、指示し、引っ張ってゆく(短期的に答えを出さねばならぬとき有効)
ァシリテーターは、気付きを促し、みんなが動ける環境やきっかけをつくる(時間をかけてじっくり長続きさせるとき有効)
違いがあり、このように理解すると先が見えてくる。

3.支援の基本姿勢
Facilitator
がしていることは支援であるが、支援の対の言葉は推進である。
推進とは、自分のペースで自分がやりたいことをするもので、
支援は、他者のペースで他者のやりたいことを実現させることであろう。

今田高俊氏の著書「支援学」によると、「支援とは、何らかの意図を持った他者の行為に対する働きかけであり、その意図を理解しつつ、行為の質を維持・改善する一連のアクションのことをいい、最終的には他者のエンパワーメントをはかる(ことがらをなす力をつける)ことである」。 

この中からポイントを抜きだすと、カーナビシステムと同じで、支援では相手の意図を理解することが大切であり、行為者の主体性を損ねず、自分がやりすぎない姿勢が大切。 自分の話をするより、相手の話を聞く、コミュニケーションは、まず聞くことである。 自分のことを話す人ばかりだと交流は成り立たない。

m080830b.jpgそこで聞き上手の体験ワークをしよう。
2分間(それぞれのペアー組み)、本日の講義にどのようなことを期待するか、聞き取りをしよう。 

二つのグループの代表から話し合いの結果を発表してもらったが、その結果、ここで大事なことは、
●相手に関心をしめすこと 
●最後までキチンと聞くこと
●相手に共感を示し、うなずいたり相槌をうったり表情にだすこと
●相手の言い分を復唱したり、相手のトーンに合わせること
が大切であることを理解していただければよい。 

では、次にいろいろな話合いをまとめていく思考の重要性についてに移る。

4.思考や話し合いのプロセス

まとめていく過程の思考のプロセスには3段階ある。
  一次過程(発想を広げる)⇒全体の構図が見えてくる⇒発想の柔軟性
  二次過程(纏める)⇒ 我慢してまとめ、物事をまとめて行く分析過程、事態の推移を見通す洞察力が必要⇒洞察力、理論的思考力
  三次過程⇒いかにポイントを得て短く表すかの情報の圧縮⇒要約力。
        これはテレビのコマーシャルと共通。参考になる。

5.話し合いの究極である合意形成をめざして

ここで再度グループワークをする。テーマ【公園の迷惑行為】
この公園での振る舞いで「最も迷惑な行為はどれか」?個人的な順位を付けた上で一人ひとりの意見・気持ちを発表し、その後でグループとしての順位をつけてほしい。

1.大音量で音楽を演奏してうるさくて話ができない。m080830c.jpg
2.「立入禁止」の芝生に入り、寝ころんで本を読んでいる人。
3.小さいこどもがいる近くでサッカーボールを蹴って遊んでいる。
4.くわえタバコで散歩をし、吸いがらを道端に捨ててしまった。
5.ベンチを一人占めしてしまい、体の弱いお年寄りが使えない。
6.大人数で宴会をして、酔っ払って大騒ぎをしている。
7.若いカップルが激しく抱き合ってキスをしている。

m080830d.jpg班の結果(↓写真をクリックして拡大)

考えることは立場も違い皆違う。 AとFに低いランクが集約されている。 その他の@BCDEを見るとバラバラな意見。

つまりひとつだけの正解があるわけでなく、それぞれに根拠があり理屈もある。 目的が違えば答えが違うのは当たり前であり、自分の意見に固執していては、答えはまとまらない。 これをいかに揃えていくかを体験してほしかった。

つまり人の話を聞き、相手を理解して問題を一体化していく体験、すなわち調整力が必須であるファシリテーターとしての体験を学んでお帰り頂ければ、それが本日のテーマの実である。

今日は二つの話をお持ち帰り願いたい。
ひとつは、相手の話に興味関心を持ってほしい。
二つ目は、当事者意識を隠し・・・みんなの話を聞ける立場の人がまとめ役に向いており、地域の中にそのような人がおればそれでいいし、私たちのような外部の人を呼ぶのも場合によっては必要でなかろうか。 





質問
● Facilitatorの話をはじめて聞いたが、Coordinatorとの違いはなにか?
● 具体的にFacilitator の人が、市民自治に出てきた場合、これから実際に活用していくには、どのように機能すればよいのか?
● 最後の質問聞き取り不可。


posted by machizukuri3 at 15:05| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月29日

8月30日の講座のお知らせ

《8月30日の講座のお知らせ》 

「市民自治」
 テーマ 市民自治を進めるためのコーディネート力の養成
 講 師 久 隆浩(近畿大学理工学部社会環境工学科教授)

 今回の講座は、コーディネート力を養成するためのアプローチ、導入の手段としてワークショップ・ファシリテーターを題材にした手法でワーク実習を交えて進められます。
※講義用の資料は、今回は講座の当日に配布します。

講座の講義内容
1、市民自治を進める
2、ファシリテーターの役割
3、支援の基本的姿勢
   
ワーク1〈聴き取りの技術を身につける〉
4、思考や話し合いのプロセス
   
ワーク2〈ワークショップの練習〉
5、合意形成をめざして
   
ワーク3〈公園の迷惑行為〉
6、ネットワーク社会への対応

posted by machizukuri3 at 10:43| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月23日

第23回・24回 まちづくり大学講義概要速報

a_ilst154-4まちづくり大学講義概要(8月23日号)

    ●第23回 大阪狭山市の自治会活動の現状
    ●第24回 市民公益活動の魅力を探る
             〜市民協働の現状〜  
          講 師   大阪狭山市政策調整室・生涯学習推進グループ
                              高林 課長 
                              永橋 主幹
                                                      楠   主査
                              原田 主事
                              榑本 主事 
            Coordinator   大阪狭山市市民活動支援センター 林田
                     本日の出席27名( M24 F3) 欠席 3名

m080823e.jpgわたくしどもは、今期まちづくり大学m080823f.jpgの市側講義としての最後の出番、Ending となるので、三人集まれば文殊の知恵・・ではないが、グループ5人One Setでお話する。 
本日のテーマは
1. 自治会活動について
2. 市民公益活動の魅力を探る の二つであるが、私たちの主たる職責は、5段の箪笥と同じで、整理整頓の引出しの中から、いかに適切な情報を提供することができるかであろう。 講義に入る前に、本日話する上記二つのテーマの他のグループ管掌は次の事業である。
1.生涯学習推進
2.生涯学習出前講座
3.帝塚山学院大学との生涯学習推進に関する協定
4.文化会館
5.都市間交流
このような総合的業務の中から本日は二コマに絞ってお話をすすめる。

●第23回 大阪狭山市の自治会活動の現状

m080823a.jpg講義の内容は、昔にさかのぼり自治会のルーツから自治会の歴史を紐解き自治会の目的・意義を見つめ直し原点に戻りたい。

過去の事実に対する皆さんの思いはいろいろあろうが、自治会の大切さを再認識し、今の現状を話しするが、自治会の基本のKey Wordは人と人が助け合う という観点がその主たるスタンスである。

1.自治会の定義
   
m080823g.jpg自治会には正式な定義はない。 しかしあえて文章で表現すれば「市民が生活する地域を基本として、お互いに協力し合い、住みよいまちを創るために自主的に組織された団体」であろう。

2.自治会の歴史(ルーツ)

●江戸期 五人組制度(領主の命により組織された隣保制度) 近隣ごとに五戸前後をひと組とし、各組に組頭などと呼ばれる代表者を定めて名主・庄屋の統率した組織にしたもの。 領主はこの組織を利用して治安維持・村の中の係争解決・年貢の確保・法令の伝達周知を図った。

●明治期  明治維新・廃藩置県後、明治22年に市制・町村制施行があり、補助的な機関として町内会が誕生した。 当市では同年狭山村と三都村ができた。

●大正期 関東大震災時、町内のメンバーが団結して猛火と戦い延焼を防ぎ、町を守った神田の和泉町の例から、町内会の組織化が一挙に進んだ。

●昭和期 
初期 国際情勢の緊迫化とともに国内体制の強化  
昭和6年  狭山村誕生
昭和15年 部落会町内会などの整備
昭和17年 大政翼賛会に組み込み
戦時体制  個組統制組織 配給の効率化 
        とんとんとんからりと隣組の唱歌普及⇒ 防空演習や勤労奉仕
   歌詞三番の 地震やかみなり、火事泥棒 互いに役立つ用心棒
   助けられたり助けたり・
・・は現在でも共通する点がある。
戦後体制  昭和22年、GHQにより町内会等廃止令があったが、配給物資の需給などで町内会は不可欠であり、ほとんどが3か月後には復活。
昭和27年 全国的な町内会の復活、社会福祉協議会の発足(住民福祉の充実のため⇒当市は昭和35年)

●当市の状況
昭和34年 自治会の届出制開始。このとき14自治会届出
昭和40年 狭山ニュータウンなどの開発で自治会急増
昭和35年 地区長会が発足・自治会長を対象とした任意組織。
昭和52年 現在の地区長会加盟は49自治会。地区長の廃止・自治会長を対象とした任意組織となる。
         
3.主たる自治会活動⇒大別して4つある。
1.安全の確保
2.親睦
3.環境の保全と美化
4.意見調整活動


m080823b.jpg
課長の引用した箪笥の引出しに穴が空くことないよう、精一杯大阪狭山市における自治会活動の現状についてお話する。

4.当市における自治会活動の現状

1.自治会と住宅会の違い
  自治会→概ね50世帯以上の任意組織(62)
  住宅会→50世帯以下の任意組織(18)(注:自治会は任意組織なので、マンションの管理組合とは区別している)

2.自治会への加入率
   自治会加入世帯数⇒14,562世帯
   住宅会加入世帯⇒    503世帯
   自然体の世帯数⇒  23,500世帯 加入率 64.1%m080823h.jpg
     河内長野  73.58%  富田林 80.4%
   自治会長の在職年数(省略)

3.自治会館・集会所の設置状況⇒集会所数66か所

4.地域活性化支援事業補助金制度からみる自治会活動
親睦活動⇒ふれあいまつり、親睦バスツアー、自治会喫茶など。
課題解決活動⇒防犯パトロール、夜警、こども見守り活動、防災講習会等

5.市からの各種支援制度
● 地域活性化支援事業補助金
  市と市民が自主的に取り組む活動に対し、市が側面的に支援するための制度⇒市と市民が協働による安全まちづくりの推進が目的で、次の5つの事業に区分けしている。
1.地域活性化事業
2.防犯活動事業
3.防犯資機材整備事業
4.感知式防犯灯設置事業
5.防災活動事業
  平成19年度としては、23団体・54事業に217万5千円の補助を行った。(内容省略) 地区集会所建設補助金制度。 
自主防災組織防災資機材整備事業補助金、防犯灯維持管理助成金、
有価物回収奨励金など。

6.自治会の課題、問題点を探る
役員や会員が高齢化に伴い、役員の人材不足、活動に参加しにくい
役員への負担が大きすぎる
自治会に対する関心や理解度が低い
1年交代する自治会長がおおい


再度確認の意味でお話するが、要は役員は多忙で、時間的・心理的・経費的な負担が大きく、現役勤務をしながらの役員活動は至難の業が現状である。

7.自治会のこれから〜あらたな動きの紹介〜

●テーマ型組織(NPO)と地縁型組織(自治会)
このなかで、少子高齢化委問題や、地域の課題を解決する手法としてコミュニティビジネスなどのテーマ別組織と位置づけられるNPOの活動が活発化してきている。

必要があれば、民と民の協働が有効である。つまり、両者の特性を活かしたフレキシブルな連携がクローズアップされてきている。 これが自治会の活性化を図る有効な手段の一つではなかろうか。

●まちづくり円卓会議
企画グループが主管となって推進の市長のマニフェストからの地域協議会がそれで、従来は、個々の団体組織・市民(民)と行政(官)が向き合う仕組みであったが、これからは、地域の個々の団体組織・市民が互いに相互調整を図り、地域の課題とビジョンを共有し、まちづくりを進める、いわば要望型から提案型への転換である。 

その第一段階として、中学校区単位で地域まちづくりの円卓会議が進められ、第二・第三段階では、纏められた提案事業を市の予算処置ができるよう取り組んでゆく指針が示されている。

質疑応答

●補助金制度についてだが、自治会運営活動に対する補助金はあるのか?
●62の自治会、18の住宅会で15,000世帯をカバーするとしても全市23500世帯の64%。 残りの未加入の未組織自治会に対する施策はどうなっているのか? 補助金支出のない地区への公平な対象は如何様に対処するのか?
●自治会の問題・課題をさぐるの項目で4点あげられていたが、市としては、自治会活動に対し問題の把握に対する解決策はどうなっているのか?
●管理組合と自治会について、市は如何様なアプローチをしているのか? 地域活性化補助金についてもっと詳細説明を求む。



●第24回 市民公益活動の魅力を探る
      〜市民協働の現状〜 
 

m080823d.jpg
講義前半は格調高いお話だが、後半は市民公益活動の魅力を探る・・・とタイトルは堅いがお話は軽く進めたい。従ってお渡し資料は白紙の状態でご説明を展開する。

1.市民公益活動とは


の促進施策の経緯は、条例制定後、市民公益活動に市としてかかわることが可能となった。

m080823v.jpg
(←↓クリックして拡大)

m080823u.jpg





その条例とは、平成14年6月施行の市民公益活動促進条例

この条例では、市民公益活動の促進に関する基本理念を定め、市、市民、事業者、および市民公益活動団体の役割を明確にするとともに、その活動の健全な発展を促進し、もって活力に満ちた豊かな地域社会の実現に寄与することを目的としている。

m080823w.jpg
市民公益活動とは?

市民が自発的かつ自立的に行う営利を目的としない活動であり、不特定かつ多数のものの利益の増進に寄与することを目的とするものを指す。

ところで、皆さんは、この営利というのは何を意味するかお解りだろうか。 出席表のお名前を借りてお聞きしたい(指名⇒受講者の応答省略)

1960年〜70年代では、「市民運動」として捉えられていたものが、市民活動となり、いまや市民公益活動としての位置づけを得ている。 

 
m080823j.jpg促進委員会の答申を得て、補助金制度と基金のあり方⇒協働によるまちづくりの進め方⇒団体への事業委託の推進⇒補助金制度の改正へとつながる。

2.協働について
mz080223g.jpg
改めて市民協働の話に移りたい。
協働とは、まちづくりに向け、市、市民、事業者及び市民公益活動団体が、地域の課題を共有し、共通の公共的目標に向かってそれぞれに果たす役割を自覚し、相互に補完し、協力することである。

要するにキーワードは、それぞれの果たすべき役割を自覚することである。
ここでガイドラインを読んでどう思ったかを問いたい。
mz080223h.jpg

直ぐにできる協働のガイドラインもあるので、この視点で読みなおしてもらえたらより生きてくる。
@公的施設の管理運営業務及び事業運営業務
Aイベントの企画・運営
B講座、研修などの企画
C相談業務
D調査・研究事業
E政策評価など外部診断、客観的評価
お渡しのガイドラインは他の資料の中に紛れ込ませることなく、座右に置いてご活用願いたい。

mz080223j.jpg
 NPOの活動分野は17項目。しかしこれは現実の社会を分類しているだけ。活動分野はこれにとらわれることはない。

市内のNPO法人は 19団体。

m080823c.jpg
3.防犯について
 m080823z.jpg
市民協働事業としての魅力を探るという観点で、まず防犯事業の取り組みからお話したい。

当市の取り組みの実施は、平成17年11月から職員による防犯パトロールであった。

今後、より一層防犯環境の充実を図るため、狭い道路については、自動車による巡回より、青色回転灯を装備した原動機自転車を各小学校区に配備し、地域の防犯活動団体などに貸し出すことで、より機動的な青色パトロールを推進実施している。

ここが重要なポイントだが、当市では、小学校の中に地域の防犯ステーション設置の準備を進めており、地域防犯に携わる方々の拠点を小学校に作るのは、防犯抑止力を期待する発想である。

このような防犯抑止力の他、青少年への声掛け活動、安全に関する
問題点の調査把握、関係団体との連携、情報交換などだが、これらの活動は「気楽に、気長に、無理せず、できる人ができる時間に、できることから・・・」をモットーに取り組んでいただきたい。

これに対する補助金は小学校7校で案分すると約20万円、立ち上げ資金としては多いかもしれない。机、イスなどの備品は別途計上可能である。

4.市民公益活動促進基金m080823z2.jpg

市民公益活動促進基金の特徴はマッチング・ギフト方式をとっていること。
m080823z1.jpgいただいた寄付金と同額を市も積み立てることで、基金を育てていくもの。

市民・企業⇒寄付金⇒社会活動団体への支援の図式。
基金は累積され、市の原資200万円を元に、平成17年度には230万円、平成18年度は235万円。平成19年度は241万円であり、寄付を是非お願いしたい。

m080823n.jpg今日は、まちづくりのベースとなる自治会活動と、まちづくりの現状となる市民協働の二つの柱についてお話した。 協働のまちづくりのルール、その敷衍として、市民活動の量的な数値、NPOの17の分野、当市のNPOの数量把握等のお話もした。 

この中から、当市大阪狭山市が、市民協働のまちづくりを推進しやすい市であることをご認識いただけたらありがたい。


質問事項

●当市における協働は平成12年の懇談会にかかわるということだが、先般の選挙にて市長が最大公約数の政策として協働を重視されている。 市の職員も協働にかかわる表現をもっと多発すべきでは・・・市長の思いほどは、市民への理解度は浸透していない。 全国で協働を実施している市町村はどのくらいあるのか? 市の職員も市長の公約に対しサポートすべきではないか・・・

●防犯ステーションのことだが、あまり市民に周知していない。もっとPRすべきでは・・・その具体的な中身や、なぜ小学校だけなのかしりたい・

●協働についてだが、事業者との協働事例を具体的に説明してほしい。
また、市民公益活動促進補助金についても、金額がどの程度で、何人が参加しているのか?
小学校の余裕教室教は、どれだけあるのか?



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2008年08月21日

8月23日の講座のお知らせ

【8月23日の講座のお知らせ】

今回の講座は、市民活動支援センター事業の主管グループの市民協働・生涯学習推進グループ全員(5名)の職員が講師となります。
講座の冒頭には、高林課長から「職員の紹介」「グループ内全般の業務」などについて、紹介があります。

9時30分〜11時

学習項目「自治会」
テーマ 大阪狭山市の自治会活動の現状 〜課題と問題点を探る〜
講 師 市民協働・生涯学習推進グループ:永橋主幹、原田主事
講座の主な内容(項目)
1.自治会の定義
2.自治会の歴史
3.自治会の主な活動
4.市における自治会の現状
5.市からの各種支援制度等について
6.自治会における課題と問題点を探る
7.自治会のこれから〜新たな動きの紹介〜
※今回の講義は、江戸時代に遡り自治会の歴史を紐解くことから始まり、自治会の意義・目的を見つめなおし、現在の自治会活動の課題や問題点を探ります。

お勧め1
市のホームページの「くらしのガイド住みよいくらしのために」の中に自治会のページがあります。
講座の講義は、このページに掲載されている資料の一部を利用しています。

11時05分〜12時30分
学習項目「市民協働」
テーマ 市民公益活動の魅力を探る 〜市民協働の現状〜
講 師 市民協働・生涯学習推進グループ:楠主査、榑本
(くれもと)主事
講座の主な内容(項目)
@公益活動と市民協働
A市民協働のルール
B市民協働の現状
概要と具体例
○防犯の取り組み
○公益活動促進補助金
○公益活動促進基金
Cまとめ
今回の講座では、市のホームページにある、市民協働に関しての情報も実際にみていただきます。
お勧め2
市のホームページの「くらしのガイド生涯学習・市民協働」の中に市民協働のページがあります。



posted by machizukuri3 at 13:30| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月02日

まちづくり大学第22回講義概要速報

a_ilst154-4まちづくり大学講義概要(8月2日号)
         ●第22回 大阪狭山市の健康推進           
        
      
講 師   大阪狭山市健康福祉部健康推進グループ
                              天見 課長 
                              岡部 保健師
                                                      黒本 保健師 
      Coordinator  市民協働・生涯学習推進グループ 楠主査
                大阪狭山市市民活動支援センター 松尾
                本日の出席28名( M24 F3) 補講聴講 1

m080802c.jpg
m080802e.jpgまちづくり大学(第三期)でやっと保健推進グループの登場となった。 そこで保健事業がどんなことをしているかをご紹介し、その後で、生活習慣病のメタボリック・シンドロームについてご説明する。

ところで、皆さんは、保健センターがどこにあるかご存じだろうか? 挙手願いたい。 また一度も行ったことがない人はおられるだろうか?  かなりの人数。 
今の手の上がり方を見ると、日頃お元気な方が多い証拠だろう。 

大阪狭山市の保健センターは昭和63年4月にオープンした。当時は、保健師4名、事務職数名だったが、平成9年に母子保健事業が保健センターに移管されて現在に至っており、今では保健師12名、栄養師2名、歯科衛生士1名、看護師1名、事務職6名となった。

m080802m.jpg
まず保健所と保健センターの違いについだが、その違いを適切に表したチャートがあるのでご覧願いたい(←をクリックして拡大へ)
保健所⇒都道府県・政令都市が設置するもので、さまざまな健康問題に対応する広域的・専門的な助言支援をするところである。
方や保健センターは⇒市町村が設置し、新生児から高齢者までを含む各世代の健康課題に応じたサービスを提供する地域住民のニーズに直接的に対応する施設である。
m080802f.jpg
大阪狭山市の保健事業は大きく分けて
1.母子保健事業
2.成人・老人保健関係
3.歯科保健事業
4.予防接種事業
5.その他の事業
がある。(それぞれの事業説明ここでは省略)

ではこれから限られた時間、メタボリックの説明にバトンタッチする。

m080802n.jpg
昨夜はPLの花火もそこそこに、今日のことをいろいろイメージしていた。

今日は皆さんと行政がともに考え、一体となってよりよい大阪狭山を築くことを目指し「市民の皆さんの健康」について今話題のメタボリック・シンドロームを中心にお話する。

メタボリックシンドロームとは何か?
それは、腹回りに脂肪がつき、内蔵脂肪型肥満に、高血糖、高血圧、脂質異常という生活習慣病の三つの危険因子のうち2つ以上を持っている状態をいう。

メタボ(メタボリックシンドロームを以後メタボと表現する)の進み具合は?

m080802a.jpg原因は食べ過ぎ、運動不足、ストレス、たばこ・過度のお酒などをつづけていると内蔵脂肪の蓄積となる。 過度な内蔵脂肪は悪い物質の分泌を増加動脈硬化を抑える物質の分泌を減少させる指令をだす。 これを放置すると、動脈硬化が原因の心臓病や、脳卒中につながる。 平成16年の調査では、65歳以上m080802o.jpgで介護が必要となった原因の一位が脳血管疾患であった。

当市の現状は?

一人当たりの通院診療費から割り出すと「循環器系疾患」が一位。
当市と全国比では、ほとんどの疾病において全国値を上回る結果となる
(PPのグラフ参照) 診療医療総額は年々増加の一途であり、この割合で増加すると、5年後には、2億5千万円も余分な支出となる。

生活習慣病別の一人当たりの外来診療費では、「高血圧」の人が一番多く、年度別にみても、高脂血症・腎不全が年々増加している。
その全国比でも、当市は、高血圧のグラフで全国値を上回っている。
m080802b.jpg
生活習慣病の一人当たり入院診療費の内訳・全国比(省略) 
診療費の内訳でもっとお多かった「脳血管疾患」は、「虚出性心疾患」とともに全国値を上回っている。

外来における高額診療費の件数(腎不全がダントツ)・長期入院における疾病の件数⇒「脳血管疾患」が1位で年々増加。高血圧・糖尿・高脂血症などが慢性疾患への移行を予防することで長期入院を減少させられる。

H18年度 性・年齢別肥満の状況

当市の肥満の状況は、男性40代が最も多く加齢とともに減少。
現状分析では、年齢とともに肥満の人が改善して減少というより、若い世代の人に肥満者が増えていると考えるのが自然。 女性はダイエットの意で若年世代の肥満は少ないが加齢とともに増加。

すこやか検診における血液データーの異常値の推移

肥満度、中性脂肪、A1C血圧の項目でH16年カラ18年度をみると、男女とも血圧において異常があった割合が高い。 血糖の異常が増加傾向にあるので今後、糖尿病の危険のある人が増えることを示唆。

m080802h.jpg当市では、高血圧を例に何歳ごろから医療にかかる人が増えるか?

診療件数は、50代後半を境に加齢とともに上昇。
脳血管疾患・糖尿病・高脂血症の他の生活習慣病も同じグラフ傾向をしめしている。

若年時代のバランスの悪い食事習慣や運動不足の影響で動脈硬化が進行し、50歳後半あたりから受診や薬が必要となっていると考えられる。

さて、今までの話の結果をまとめると、生活習慣病の現状は、
1.生活習慣病の有病者や予備軍が増加
2.国民医療費の約30%、脂肪割合では60%を占める
3.メタボが疑われる人+予備軍は(40歳〜74歳)で男性2人に1人、女性5人に1人となる。  
当市では、生活習慣病による健康への影響、医療費への影響は全国比と同じかそれ以上に現れている。

当市におけるすこやか検診の受診率の推移(省略)m080802p.jpg
メタボリックシンドロームの診断基準
復位(へその高さ) 男性85cm以上  女性90cm以上
血糖    空腹時血糖値   100mg/dl以上
血中脂質  中世脂肪値   150mg/dl以上
血圧    Mx 130mmHg以上   Minm 85mmHg以上

メタボリックシンドローム改善予防には・・・
運動習慣+食生活の改善で生活習慣の改善に取り組むこと
1に運動 2に食事 しっかり禁煙  最後に薬

m080802i.jpgメタボリックシンドロームとは何か? その予防をいろいろお話したが、皆さんにお願いがある。

次の4つの項目
1.自分の健康を守れるのは自分だけ
2.お互いに声かけあって年一回の健康診査をうけよう
3.健康診査の結果を生かそう
4.健康についての正しい知識を身につけ周りにひろめよう
・・・ということで、一人一人が自発的に健康づくりに取り組むことが重要であり、これを実践して一人でも多くの市民の方にお伝え願いたい。
それが皆様へのお願いである。

質問事項

●月一回の受診をしているが、その場合も相談が必要か?
●保健師とは、いかなる特殊資格や技能者なのか? 
  看護師の資格も有するのか?
● 健康手帳の交付は無料か?また薬が減らぬ状態だが、一生飲み続けねばならぬのか?
   薬を減らす指導はしているのか?
● メタボについては自己管理しているが、広報には保健センター業務の職務管掌の公表だけでなく、医療費の年代別数値などを開示発信してもいいのでは・・・
● 外来診察費の中味は? すこやか検診、特定検診別にどうなっているか?
●その他の質問聞こえにくく取材不可(Coordinatorは質問者にもマイク使用の配慮を)

なお、講義終了後岡部保健師から電話で次の補足回答がよせられています。
○一人当たり診療費=診療報酬総額÷被保険者数
       (健康な人と病気の人を含むめて一人当たり) 間違って答えたよう。

○入院費=部屋代・食事代を含まず
        レセプトに上がってくる医療費(当然 手術料等を含みます)
以上2点


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2008年07月29日

8月2日の講座のお知らせ

【8月2日の講座のお知らせ】

9時30分〜11時
学習項目「健康推進」
講 師 健康推進グループ:天見課長、岡部保健師
テーマ 大阪狭山市の健康推進
講座の主な内容(項目)
 1、保健事業について
  @母子保健
  A成人・老人保健
  B歯科保健
  C予防接種
 2、「生活習慣病:メタボリックシンドロームの予防」について
※天見課長が保健センターで実施している保健事業について、岡部保健師が今話題となって関心の高い『生活習慣病(メタボリックシンドローム)』について話されます。
 今回の講座では保健事業をテーマに「健康づくり」をキーワードとしてまちづくりを考えます。そして、この講座を通して、健康管理に関心を持っていただきたいと思います。
まちづくりを進めるには健康が大切


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2008年07月26日

第21回街づくり大学講義要旨速報

a_ilst154-4まちづくり大学講義概要(7月26日号)
         ●第21回  都市計画           
        
      講 師   大阪狭山市都市整備部都市計画グループ
                              池田 課長 
                              浄閑 主幹
                              谷   主査
      Coordinator  生涯学習推進グループ  楠主査
                大阪狭山市市民活動支援センター 森
                本日の出席27名( M23 F3) 補講聴講 1


080726a.jpg都市計画業務全般に関して日々ご協力をいただきこの場をお借りしてお礼申し上げる。 今、都市計画の動向は大きな転換点の流れにある。 それは、昨年11月末に全面施行された改正都市計画法が、都市機能の拡散型の流れから、人口少子・高齢化に基づくコンパクト化の流れに代わってきていることによる。 

それはある意味では、規制緩和から強化の方向と言えるかもしれない。 つまりこれからの地域の都市計画は、市町村の判断にゆだねられてきているのが現状である。 この後で説明する都市計画であるが、市の都市計画は、都市計画審議会の決定を経て行われるのだが、当市においても、今年6月の任期満了を機に、
4名の市民公募代表
を決めたところである。 テーマの都市計画は、大変範囲が広いので、限られた時間ではその一部になろうかと思うが浄閑主幹からご説明するので、大阪狭山市の都市計画にさらに興味をもっていただけたら・・・と願うところである。

〜都市計画〜

080726b.jpgさて、皆さんは都市計画についてご存知の方は挙手ねがいたい。(数名)
本日はレジメに従い「都市計画とは」〜「最近の都市計画について」に関しご説明する。

それではまず皆さんが住んでいる当市の昭080726d.jpg和35年、昭和43年、昭和54年の航空写真をお見せする。 農村地帯から、宅地造成で新都市計画の開発手法により20年ですっかり変っているのがよくわかるだろう。

1.都市計画とは?

レジメの説明は堅い内容だが、要は都市計画とは、都市の健全な発展や秩序ある整備を図るために、土地利用や都市施設などに関して策定される計画のことで、都市内の限られた土地資源を有効に配分し、建築屋敷、基盤施設用地、緑地、自然環境を適正に配置することにより、農林漁業との健全な調和をはかりつつ、健康で文化的な都市生活及び機能的な都市活動を確保しようとするものである。

2.都市計画区域について

都市計画の根底は、まず「都市」の範囲を明らかにせねばならない。
そこで、都心の市街地から郊外の農地や山林のある田園地帯に至るまで人やものの動き、都市の発展を見通し、地形などからみて一定の都市として捉える必要がある区域を「都市計画区域」として指定する。

大阪府は平成16年に広域長期的観点から次の4つの区域にまとめた
●北部大阪都市計画区域
●東部大阪都市計画区域
●南部大阪都市計画区域
●大阪都市計画区域
であり、当市大阪狭山市は、南部大阪計画都市区域になる。

3.都市計画マスタープランについて

1 大阪府の都市計画マスタープラン

これは総合計画みたいなもので、住民にわかりやすく長期的視点に立った都市の将来像を明確にしその実現に向けて大きな道筋を明らかにしておくことが重要であり、こうした機能を発揮するのが都市計画マスタープランである。 マスタープランには次の三目標がある。

●都市計画の目標
●区域区分の決定の有無及び当該区分をきめるときの方針
●土地利用、都市施設の整備及び市街地開発事業に関する主要な都市計画の決定

2.  大阪狭山市都市計画マスタープラン

当市大阪狭山市のマスタープランは、南部大阪都市計画マスタープランに則したものでなければならず、現在の予定では、平成23年を目途に現在プランを見直す予定である。  このマスタープランは将来の土地利用構想などのおおまかなことを記述すのであって、これが個人所有地の利用を制限するものでないことをご理解いただきたい。

ア) 市街化区域
080726f.jpg
つづいて市街化区域と市街化調整区域について勉強する。
お手元のカラー刷り地図をご参照願いたい。 着色部分が市街化区域。無秩序な市街地の拡大による環境悪化の防止、計画的な公共施設整備による良好な市街地形成など、都市計画樹立の上で根幹をなすもの。
また、未着色部分が市街化調整区域であるが、市街化を抑制する区域である。
 
イ) 用途地域
都市計画での用途地域を、各地域で建てられる建物の種類を12種類に設定しているが、当市に該当するのは、次の7種地域である。
緑、黄、桃色、柿色、紫色等の識別の配布地図を参照願いたい。

第一種低層住居専用地域
第一種中高層住居専用地域
第二種中高層住居専用地域
第一種住居地域
第二種住居地域
近隣商業地域
準工業地域
(未だ後5種類あるが当市にはないので説明省略)

ウ) 都市施設
円滑な都市活動を支え、都市生活者の利便性の向上を計る上でなくてはならないものであり、大阪狭山市の都市施設とは、道路、公園、下水道、汚物処理場、ごみ焼却場、火葬場などである。

エ) 地区計画
080726e.jpg「市町村決定」となるのが地区計画。 身近な生活空間について、地区のみなさんで話し合い生活道路や公園、建物の用途・高さ・色などの制限について「地区計画」として細かく決め景観のすぐれたまちづくりを進めることができるもの。 地区計画は提案制度を利用することが可能で、その決定は市町村であり、地区計画で定められるまちづくりのルールには次の三つがある。
1.地区の施設の配置
2.建物の建て方や街並のルール(例 建ペイ率や容積率)
3.保全すべき樹林地など。

オ) 生産緑地地区

市街化区域において、緑地機能および多目的保留地機能のすぐれた農地などを計画的に保全し、良好な都市環境の形成を目的として指定されるもの。 


4.大阪の都市計画の歩みについて080726c.jpg
(省略)

5.最近の都市計画について

冒頭の課長からの説明でも申したとおり、昨今の人口減少、超高齢化社会を迎える大きな時代転換点に今立っている。

他方都市を取り巻く状況は、モータリゼーションを背景に病院、学校、庁舎などの公共施設の郊外移転や大規模な集客施設の郊外立地が進み、都市機能の無秩序な拡散が進行している。 

そこで必要なのがコンパクトシティ。 都市の既存ストックを有効活用しながら、さまざまな都市機能がコンパクトに集積した都市構造の実現が望ましい。

本日の話は、都市計画のほんの一端にすぎないが、実際の都市計画はいろいろな例外もあるし、こんな単純なもんではありえず、本日は都市計画とはこんなものだとご理解いただければ幸いである。

これからも安心で暮らしやすいまちづくり、真に豊かなまちづくりを目指して市民と行政がそれおぞれの特性をいかした「まちづくり」を進めていきたいと考えているので、いままで以上のご協力を仰ぎたく本日の講義はこれにて終わらせていただく。

質問事項  

●大阪府から見た当市は、住宅地域、工業地域など如何なる都市計画なのか?

●ざっくばらに問うが、当市として法人税が入ってくる企業誘致はあるのか?
税収の可能性を都市計画により規制すれば、当市としての将来の希望がなくなるのではないか? 市の行政としては、将来の増税施策を真剣に考慮すべきでなかろうか?

●人口減、収入減の流れのなかで、都市計画のなかで増収の絵を描き実施していく説明はできないのか?

●三つのパネルを拝見したが、その二番目の昭和44年にNTに移住してきた。当市に移住して感ずることは、静かな住環境に賛意する。 現状では増税を計るための工業誘致の余地はない。 そこで人口減に対処するマスタープランは現状に沿っておらずその点はどうなっているのか?








posted by machizukuri3 at 16:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月22日

第21回講座のお知らせ

《9月26日の講座のお知らせ》
 
午前9時30分〜11時
学習項目 「都市計画」 
講 師 都市計画グループ:池田課長、浄閑主幹、谷主査
テーマ 都市計画について

 
主な内容
1.都市計画とは
2.都市計画区域
3.都市計画マスタープラン
4.都市計画の種類
  市街化区域と市街化調整区域/用途地域/都市施設/地区計画/生産緑地
5.都市計画提案制度
6.大阪の都市計画
7.最近の都市計画

 都市計画という言葉はともかく、内容についてはあまり馴染みがない人が多いよう
です。
 わたしたちの暮らす地域は、わたしたちが前の世代から受け継ぎ、次の世代に引
き継いでいくものです。これをより良い形で引き継いでいくためには、将来にむけた
まちづくりのビジョンが必要になります。このビジョンのまちのハードに関する部分を
明らかにするものが都市計画と言えます。
 聞きなれない専門用語もたくさん出てきますが、分けて考えることの意味や効果
を考えてみると、わかりやすいかもしれません。
 
今回のスペシャル


 今回は、狭山町時代のニュータウン開発から現在の大阪狭山市のまちの形の変
化がわかる航空写真が登場します。
あなたのお住まいが、どんなところだったかぜひ確かめてください。
posted by machizukuri3 at 12:05| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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